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2013年2月21日 (木)

愛しき、ディアパソン ~DIAPASON~

今をさかのぼる6年前、
主人が手前大工で別館「月あかり」を改装していた頃、

「ここには電子ピアノではなく本物のピアノを置き、

食事を提供するだけではなく、文化的な交流の場にしたいなぁ」

・・・・・そんな夢を話し合っていました。

 

 

新品のピアノは高額で手が届かず、

休日になると、二人であちこち中古のピアノを捜し歩きました。


ある日、富山のとあるリサイクルショップで1台のピアノに目が留まりました。

ディアパソン?聞いたコトないメーカーやね?」

「どこの国のピアノかな?」

ダーク系で統一された品のいいデザイン・・・・木目もきれい。

「いいね~、音色はどうかな?」

 

後日、急きょ知人の娘Mちゃん(音大生)をランチで誘い出し

ディアパソンを含む数台の中古ピアノを次々に弾いてもらいました♪

Mちゃん 「うわー、きれいな音」

Img_2085_4

そう、Mちゃんは勿論、素人の私達ですらディアパソンの澄んだ音、

包み込むような優しい音色にすぐに魅了されました。

価格も十分に手が届き、即決!

「でも・・・・・初めて名前を聞いたディアパソンって、一体どんなピアノ?」

 

ある日、私は図々しくも浜松にある () ディアパソン へ電話をかけました。

電話口の男性は私の問いに親切に答えてくれました。

 

 

男性 「それは木目調のアップライトピアノですね。昭和48年に製造されたピアノです。
    
ドイツのレンナー社製ハンマーを使用し、総アグラフ仕様。

    総アグラフは、現在ではコストが高く製造されておりません。
    
鍵盤に象牙が貼ってあり、当時では最高級のアップライトピアノです。
    大橋幡岩(はたいわ)氏の思いが込められた非常に優れたピアノになります。

          リサイクルシュップでお求めになられたとの事ですが、

          状態の良い物ならオーバーホールすれば素晴らしい音が蘇りますよ。

          大切にして下さい」

Img_2083

私 ・・・・・・!」
      
「何だか鍵盤が汚れてるね~、きれいになるのかなぁ?」
なぁんて主人と話していたのに、象牙だったんだー!(ゴメンナサイ!)

その後、Mちゃんの弟Y君、(調律師の学校卒業)が

「僕に任せて!」と、

解体?と疑うほど分解しオーバーホール!ピアノは見事に蘇りました。

 

Img_2089

 

それからというもの、

シャンソンライブ(小松原るなさん)に始まり、

チャリティコンサートやクラシックコンサート(中沖いくこさん、山本有希子さん他)、

ジャズライブ(まきたみちよさん)、

ミニクラッシックコンサート(大道知子さん)、等など・・・・蘇ったピアノは日々、大活躍!
ピアノがご縁で沢山の皆さまと知り合えました。

今回も快くピアノ演奏を引き受けて下さった知子さんが、

帰り際、携帯でピアノの写真を撮っておられたことから話が弾み、

私もディアパソンについてアップしようと思いました。

知子さん、ありがとう

そして、これからもピアノに命を吹き込んで下さいね。(笑)

 

 

 

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