旅立ちの日に
東京では「桜が満開」となったそうです。
我が家の沈丁花も咲きはじめました。
日差しは日に日に暖かさを増し、
〝日向ぼっこ〝しながら談笑するご近所さん、
ベビーカーで散歩をするお母さんも増えてきたように感じます。
・・・・・・・春ですね。
私ものんびりお散歩に行きたい気分は山々なのですが、
人事異動シーズンに伴い、
連日〝歓送迎会〝のご宴会が続いています。
先日は地元の小学校の先生の送別会でした。
午後、大きなアレンジメントフラワーが4つ届けられました。
開始1時間以上前よりお世話の先生方ご来店。
カセットテープやら進行表等、きれいに包装されたプレゼント箱?など
沢山運び込まれる。
(趣向をこらして準備されているのでしょうね)
定刻、音楽と拍手の中、御来賓の先生方入場。
宴席がスタート。(厨房に気合が入ります)
歓送迎会は御法事とは異なり、
お一人お一人のご挨拶に時間がかかる場合が多く、
ドリンクや温かい御料理をお出しするタイミングに気を使います。
私はいつも忍者の如く、廊下の隅で息をひそめながら
中の様子に伺っています。(笑)
乾杯!の後、場合によっては簡単なご挨拶をさせて頂くコトもありますが、
多くは会食が始まったコトを厨房に伝え、
滞りなく順次御料理を提供できるように取り計らいます。
お食事の後は、定番、別館「月あかり」へ移動して頂き、
珈琲&デザートタイム。
当夜はピアニストの三輪ユカリちゃんと都合が合い、
ミニコンサートを開催する運びとなりました。
「月あかり」では上座も下座も関係無く、
ほろよい気分のせいか?宴会場とは違って、
さらに賑やかに話しに花が咲きます。
そして・・・・・・
頃合いを見計らって当店恒例、皆さんでの合唱が始まります。
今回は校歌斉唱、そして「旅立ちの日に」を合唱しました。
子供達の卒業式で聞いた時、
色々なコトを思い出しながらジーンとしましたが、
この日、先生方の混声合唱もとても素晴らしかったです。
春、新しいスタートをきる全ての皆さまに
歌と共に心からのエールを送ります。
旅立ちの日に
旅立ちの日に
この歌は1991年埼玉県秩父市市立影森中学校の校長(小嶋登さん)と、
音楽教諭(坂本浩美さん)によって作られました。校長が影森中に赴任した
とき、荒れていた学校をたてなおそうと、教育目標のひとつに「歌声が響く学校」
を掲げ、粘り強い努力の結果、生徒たちは歌うことの楽しさを知り学校も明るく
なったそうです。坂本先生は「卒業する生徒たちのために、何か記念になる、
世界にひとつしかないものを残したい」という思いから校長に作詞を依頼し、
自身がそれにメロディーをつけ曲を完成させました。
当初、坂本さんが校長に作詞を依頼した時「私にはそんなセンスはない」と
断られたそうですが、翌日、デスクの上に書き上げられた詞が置いてあり、
その詞を見た坂本先生はとても感激し、わずか15分で曲を書き上げたそうです。
もともと「3年生を送る会」で教職員たちから卒業生へ向けて歌うためのもの
でしたが、その後生徒たちに歌い継がれ、現在、全国の小中学校の卒業式で
広く歌われています。作詞者の小嶋校長は、昨年逝去されましたが、
この曲に 込められた想いはずっと歌い継がれていくことでしょう。
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