冬の上高地・・・・・そして富士山へ①
百貨店勤めの娘が1週間のロンバケを頂けました。
「お母さん、今の季節は富士山がよく見えるそうだから行こうよ!」
もう21歳だと言うのに、未だに母を誘ってくれる優しい・・・・・・いや、
親離れ出来ないネンネな娘よ。
(私がそんな風に育ててしまったのですが・・・・)(^_^;)
「そうだね、以前夏に行った時はなぁんにも見えなかったものね」
・・・・・・・・と、いうコトで〝富士山を見に行こう旅行〝を計画していた矢先、
山岳ガイドの山田哲哉さんから、毎月届く「やまあるき講座」の中に、
「雪の上高地から白銀の穂高連峰を見上げ明神池を歩こう!」ツアーを発見。
山田さんに連絡をとると、な、な、なんと!
帰り道すがら、河口湖畔まで送って下さると優しいお言葉。
「うわぁーい、両方見られるゾー!」と、にこにこの娘さん。ルン♫
かくして2月21日、冬の上高地、穂高へ出会うべく
集合場所の「松本駅」へ出発しました。
時間より早く山田さんと合流。
今回のツアーの参加者は山田さん、私達を含めて6名。
山田さんのマイカーで宿泊先、沢渡・ペンション「シルフレイ」へ到着。
明日、ご一緒させて頂く皆さまは、東京にお住いの御三方、
Mさん、Yさん、Iさん。
かなり山好きのようで、冬山も慣れておられる印象。
(あ゛~~、明日私達はついて行けるのでしょうか・・・・・・・不安)
今宵の宿は私達一組だけで、
食事の前や後に、大きなテーブルに車座になって
山田さんが出演されたDVDを拝見したり、
あれこれ本当に色々なお話を聞かせて頂き、
(詳細は個人情報になるゆえ内緒ですが・・・)
この上なく楽しいひと時でした。
明けて翌朝8時、ペンションのオーナー様に
釜トンネル入り口までお送り頂き、
期待と不安の山歩き開始。
今朝の気温はー9℃。
ヘッドライトを頼りに真っ暗なトンネルの中を前の人影を頼りに歩く。
ただただ、無言で歩く・・・・・
閉鎖前はタクシーでサクッと通過して行った道なのに
歩くと登り坂だし、やたらと長い。
やがてパアッと視界が開け、
真っ青な空と、真っ白い世界が目の前に広がりました!
焼岳 標高2455.4mがお出迎え。
歓声が上がります。(一番声をあげていたのは私でしょう)(#^.^#)
やがて氷を張った大正池、
その向こうに冬の穂高連峰がスッキリと雄大な姿を現してくれました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この景色を何と表現すればいいのでしょう?
青い空と白い雪の衣を纏った神々しい程に美しい山々。
静寂の中、太陽の陽ざしを受けた雪の表面が、
ダイヤモンドのように輝きを放ってキラキラと眩しい!
稜線は風が吹いているらしく、雪煙が上がっています。
初めての冬の上高地で、
これほど素晴らしいお天気に恵まれたのは、
本当にラッキーでした。
娘はご自慢のカメラで存分にシャッターをきっていました。
・・・・・が、真っ白な風景は意外に撮影が難しかったようです。
穂高の山々よ、素晴らしい景色をありがとう。
今度はきっと新緑の頃に会いに来ます。
そして・・・・・・・
私達二人では到底この風景を見る事は叶いませんでした。
雪山ド素人の親子に
忘れられない思い出を作って下さった山田哲哉さんに、
心より感謝申し上げます。
帰りは申し訳ないと思いつつも、
河口湖畔のペンション「クレッシェンド」までお送り頂きました。
重ね重ねご面倒お掛けしました。m(__)m
以下、娘撮影の写真 ~母のセレクト~
心温まるペンション「クレッシェンド」と富士山のご報告は次回で!②
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