老いてゆく母に想う
ゴールデンウィークも今日でおしまい。
ブログに遊びに来て下さっている皆さまは
いかがお過ごしだったでしょうか?
当店は赤ちゃんのお食い初めから始まり、
親友Kのお母さんの傘寿のお祝い、
会社の花見会、接待、ご家族の食事会、等々・・・・
金沢からはキュートな歌姫MちゃんやSさんも来て下さり、
忙しいながらも充実した連休でした。
そんな中、ラッキー?にも、ぽっかり予約の入らなかった5月1日、
9連休中の次男の運転で実家の両親を誘い、
南砺市、平ふれあい温泉センター 「ゆ~楽」へ出掛けました。
子供達が幼い頃は時々家族で訪れていた温泉ですが、
本当に久しぶりです。
ここ数か月は隣家の解体~駐車場の施工と、
仕事以外にも人の出入りが多く、
実家の両親への親孝行をすっかりサボっていた私。
御年84歳の父はまだまだ元気ですが、
母は若い頃からの脊椎湾曲症が年と共に急速に悪化。
姉が毎日整形外科へ連れて行き治療を試みていますが
あまり効果が無いようです。
幸いお風呂は入っても良いとのコトで、
「痛い、イタイ」と呟く母への気分転換を兼ねてのお出掛けです。
以前にブログに書きましたが、
実家では未だ父の意向(趣味)で、薪で風呂を焚いています。
ゆえにシャワーはありません。
ふと母に・・・・・
私「ねえ、こんな体でシャワーも無いのに、
どうやって髪を洗っているの?」と問うと、
母「週に一二度、銭湯へ行った時に洗っているよ」と、答えました。
母の身体をしげしげと眺めると・・・・・・
すっかり痩せ細り、背中は中程から折れ曲がっており、
腕も高くは上がらないようです。
「お母さん、髪を洗ってあげる」
遠慮する母の髪を半ば強引に洗髪することにしました。
「いいよ、いいよ」と、言いながらも
「ありがとう」と、静かに頭を下げる母・・・・・・・
その事自体驚きましたが、
゛私が幼かった頃、同じように髪を洗ってくれていたんだなぁ・・・・・〝
きゃしゃな頭に触れながら、そんな事を想像していると、
様々な感情が一気に押し寄せ
母がとても愛おしく、涙がこぼれそうになりました。
(母に残された時間はあとどれくらいあるのだろう?)
二度童子(にどわらし)という言葉を、昔、父から聞いた事があります。
人は人生の終りが近くなると、赤子の様に(子供の様に)なっていくのだそうです。
静かに頭を下げた母・・・・・・
身体は以前のようには動けなくなってきましたが、
まだまだ私の心の支えです。
しかし、特筆すべきは母の記憶力!
「去年の明日は〇〇していたよ」なぁんて事をよく言います。
(驚きます!)(◎o◎)
私に出来る事は〝最後の一瞬まで〝
少しでも両親が朗らかに、幸せを感じて生きてゆけるよう
心を配ることだと、改めて感じました。
新緑の山々の懐にすっぽり抱かれた「ゆ~楽」、
身も心もほっこり癒されました。(笑)
南砺市、平ふれあい温泉センター
「ゆ~楽」
四季折々に表情を変える山々、眼下に広がるエメラルドグリーンの水面、
とっても落ち着きますよ~♥
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