女将、55歳になりました!
私、魚政亭の女将は昨日11月23日、
勤労感謝の日、新嘗祭(にいなめさい)とも言いますが・・・・・
無事に満55歳の誕生日を迎える事が出来ました。
私が誕生した昭和37年は、
有名な38(サンパチ)豪雪に差し掛かる年末近くで、
大そう寒い冬だったそうです。
自宅に居た時に突如破水し動けなくなった母は、
まだ2歳にもなっていない姉に隣家のオバチャンへ伝言を頼み、
姉はベソをかきながらヨチヨチ任務を遂行してくれたそうです。
駆け付けて下さった産婆さんに、無事自宅で取り上げてもらった私。
しかし、今と違って十分な暖房の無かった時代・・・・・
アッと言う間に風邪をこじらせ重い肺炎にかかってしまい、
病院へ入院するも・・・・・・医師から
「助かるかどうかはこの子の生きる力次第」と言われたそうです。
母はショックで泣き崩れ・・・・・・
そんな中、父の母(林かのさん)は
「おっじゃ!(富山では次男の事をそう呼びます)
人間、もうアカン思うたら本当にその通りになる。
絶対に諦めたら駄目やぞ!」と、
父を叱咤激励してくれたそうです。
同じく、その病院で看護師をしていた父の姉、(Kおばちゃんも)
懸命に心を砕いてくれたそうです。
おばあちゃんは私が1歳?頃に他界したそうで、
記憶は残っていませんが・・・・・・・ありがたいです。
皆の祈りが天に通じたようで・・・・・・・
私はどうにか三途の川から引き換えしました。
「この子はこの世に〝縁〝があった・・・・・」と、
ゆかりと言う名前を両親に付けてもらいました。
・・・・・なので、今私が生きていられるのは
実家の両親、大活躍してくれた姉、おばあちゃん、Kおばちゃん、
多くの皆さまのおかげです。
実家の父は私が生まれた話になると、
「可愛そうな事をした・・・・」と、未だに瞳が潤みます・・・・・・・。
「覚えて無いから!」と笑い飛ばしますが、
親になった今、父の気持ちは痛い程わかります。
昨夜は娘が仕事帰りにケーキを買ってきてくれました。
残念ながら長男はいませんが、
主人と次男、娘がHAPPY BIRTHDAY♪を
歌ってくれました。
あの時・・・・・・もし私が死んでいたら
主人と出会う事も無く、
3人の可愛い子供達はこの世にいなかったのです。
人生は奇跡と感動に溢れています。
追記:FBでお祝いメッセージを下さった沢山の皆さま、
とっても嬉しかったです!感謝申し上げます。m(__)m
55歳、ゴーゴーです!
「魚政亭ワールド完成」に向かって、頑張ります!
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