3年ぶりの唐松岳
ロンバケに入った娘と久しぶりの山歩き。
3年ぶりに長野県にある唐松岳へ行って来ました。
今回は星空と朝焼けを見る為、山荘で一泊です。
リサーチでは前日の天気は良くないようだけど、
翌日は晴れの予報を信じての決行です。
しかし、今年は夏が暑過ぎて・・・・・
例年ほどウォーキングへ出掛けていないコトに加え、
若干の腰痛・膝痛・股関節痛があり、
いささか不安を抱えながらの山歩きです。
朝6時半、自宅出発。
予定どおり約2時間半で「八方駅」到着。
ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、
あっと言う間に八方池山荘のある1830m地点へ。
時々青空が顔を出しているけれど、山々は雲の中。
まあ、これは予想通り。
久しぶりの山の空気を胸いっぱいに吸い込む。
たまりません!
(この瞬間をどれだけ待ちわびたコトか)
ギュッと登山靴の紐を結び、ヨッコラショっとザックを背負う。
ザックの重さも愛おしい♥
しかし、早くも八方池を過ぎた辺りから
ポツポツと雨が降り出し
風も吹き始めた・・・・・・
おまけに深いガスで視界が効かない。
宿泊客はもう先を行ったのか?
誰にも会わない中、二人黙々と歩く。
随分上がってきたところで、
以前歩いた登山道が通行止めになっており、
横が切れ落ちた稜線を歩くコトに・・・・・・
不気味な感じが何とも怖い。(集中してゆっくり、ゆっくり)
当初の予定より少し遅れて約4時間弱の午後2時過ぎ
「唐松岳山荘」へ到着。
雨の行軍はなかなか疲れましたが、身体が持ってくれた事に安堵。
「あ~、なぁんにも見えないね」
食堂に居合わせた宿泊客と話しながら夕食を摂っていた矢先・・・・・・・
突如パァーっと雲が動き出し、雲の中から剱岳のシルエットが!
(食堂では歓声が上がり、皆、寒さを忘れて外へ)
まるで生きているかの如く霧が動いてゆきます。
・・・・・・・夕日と雲海に浮かび上がる裏剱はそれはそれは幻想的で
以前から一度観たいと願っていた景色を見る事が叶いました。
(娘は愛用のカメラを手に一心にシャッターを切っていました)
居合わせた宿泊客の一人が
「きっと星空もきれいだよ」と呟き、期待いっぱいで夜を迎えましたが、
夜中、部屋の中には風と雨の音が聞こえるばかりでした。
翌朝も残念ながらガスで真っ白・・・・・・と、ところが
またまたアッと言う間にガスが消え、見事な雲海と・・・・・・滝雲!
そして、ほんのり秋めいてきた山々がスッキリと姿を現してくれました。
ザックを山荘に預けて、身軽に唐松岳山頂へ。
360℃の景観に感動です!
八方池に下りた頃には、山はまたまた雲に覆われ
池に映る白馬岳の絶景を見る事は
叶いませんでしたが、
久しぶりの山歩きは、とても心に残るひと時でした。
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