薬師岳 -初テント泊-
夏山シーズンではありますが・・・・
今年はコロナウイルスの影響で明らかに例年とは異なります。
しかしながら、ずっと前にテントや寝袋を購入し、
今年からテント泊や縦走にチャレンジしようと考えてした娘は大ショック!
私も山へ行きたいとは思うものの・・・・・
県をまたいでの往来は気持ち的にはばかられ、
また過日の地震で穂高の山々は浮石が多く危険との話もあり、
とりあえずは県内で行ける山を散策しよう!と話し合い、
先日8月5~6日、娘のおススメの薬師岳へ行って来ました。
有峰湖を横目に整備された林道を走り、
自宅から約1時間半で登山口の折立(1351m)に到着。
7時半過ぎ、登山開始。
今回はテント泊ゆえ、テントは勿論、寝袋、食料、水に至るまで
担いで行かねばなりません。
猛暑の中、娘は約15キロ、私は約10キロを背負っての歩行です。
登山道は整備してあるものの、数日間の長雨でアチコチぬかるんでいます。
いきなりの太郎坂の急登に早くも息が上がる。
それでもこまめな休憩と水分を補給しつつ一歩ずつ歩くと、やがて視界が開け、
のんびりとした木道歩きが始まりました。
ニッコウキスゲやチングルマ・・・・・・
名前は知らないけれど沢山の花々が咲いています。
時折吹く風が汗ばんだ身体に気持ちがいい!
やがて歩くこと4時間半、太郎平小屋(2373m)到着!
登山届を提出し、太郎平山荘特製ラーメンを頂く。
暑さで食べられないかと思いきや、山の上とは思えない美味しさに
つゆまでペロリと平らげました。(笑)
一息ついた後、そこから20分ほど下り、
今夜の宿営地、薬師峠キャンプ場に到着。
既にいくつかテントが張られているが、それほどに多くは無い印象。
娘は早速とザックからテントを引っ張り出し、手際よく、
見る見るうちに組み立ててゆく。(御見それしました)
薬師岳は此処から更に2時間以上かかる為、
本日の歩行は終了。
夕飯は昨夜作ってパックにしてきたおでんと
お湯を注いで出来上がるドライカレー!
小さなコンロでもばっちり調理が出来、温かいご飯を頂けました。
雄大な山の懐に抱かれながら食べるご飯は
簡素ながら極上に美味しかったです。
山の夜は皆翌日に備えて早く休みます。
・・・・・・と、ここで私は翌朝山頂へ登らない決断をしました。
じつは以前から登山靴が今一つ足に馴染んでおらず、
靴下やキズバンで何とか合わせていましたが、
今回途中から歩くたびに、くるぶしが激痛に襲われていました。
ここまで来られたけで!
初のテント泊を体験出来ただけで!幸せでした。
娘は夜中3時半に起き、ヘッドライトを付けて
一人薬師岳登頂を果たしてきました。
行けなかった私に沢山写真を撮って来てくれました。
朝ごはんは焼いていったガーリックトーストと
コーンスープを頂き、無事に帰路につきました。
じつはテント泊は子供の頃に親に連れられて行った事と
若い頃に一度経験があるのですが、
どちらも雨に降られて、全く良い思い出がありませんでした。
正直気が進まなかった私ですが、
今回、エアーマットでぐっすりと眠ることが出来、
娘が沢山準備をしてくれたお陰で、とても楽しいテント泊となりました。
娘よ、ありがとう♥
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