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2020年9月 5日 (土)

五色ケ原 -テント泊2回目-

前回のテント泊に気を良くした娘。

「今度は五色ケ原へ行ってみたい!

以前雄山から遠くに見える可愛い赤い屋根は何?と思ってたんよ」

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う~む?・・・・・・と言うことで、

尊敬する元富山県警山岳警備隊長でいらしたSさんに尋ねたところ

「長い道中ですよ、でもゆっくり行けば大丈夫。

獅子ケ岳からのダラダラとした下りは気を付けて!」と、

アドバイスを受けました。

 

私「母さんはゆっくりしか歩けないよ。時間は?」

娘「多分4時間くらいじゃない?」

これが後で大ホラと判明します・・・・・・・(;^_^A

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8月25日~26日、天気予報は晴れ!

前日、何故か殆ど眠れなかった私は、

体調に不安を抱えながらの出発となりました。

 

夏休みが終わったせいか人が少ない立山駅。

8時にケーブルカー~高原バスを乗り継ぎ、9時過ぎに室堂に到着。

登山届を提出し準備を済ませ9時半に出発。

ターミナルの方から

「五色ケ原方面は熊が頻繁に出ているよ。

岩陰からヒョッコリ顔を出したりするから声を出して歩いてね。

休憩は見晴らしの良い場所でね!」

と、忠告を受ける。(ヒェ~~~!(_;)

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ますは一の越~浄土山へ・・・・・(予想通り身体が重い)

身体を山の気圧に慣らしつつゆっくり歩くと、約1時間半で浄土山到着。

遠くに五色ケ原山荘の屋根が見える。

「わぁ、可愛いね~」などど、はしゃいでいたのが

すぐに青色吐息に変わるとは知るよしも無い。

 

とにかく怪我をしないよう足の置き場に注意しながら歩く。

富山大学立山研究所の建つ浄土山南峰から、

龍王岳の西側を巻いて大きく下り、

その後、鬼岳の東側斜面を巻きながら登ってゆく。

所々に赤や黄色のペンキで印が付けてあり心強い。

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とにかく登ったり下りたり・・・・・(当たり前ですが)

先日の薬師岳の山歩きとは違って岩場が多いので気が抜けない!

時折周囲に目の配ると色とりどりの高山植物が咲いているけれど、

正直全く余裕無し!

し、しかも!

鬼岳~獅子岳へ向かう登山道にドッサリと新しい熊のフンを3箇所も発見!

1匹が3ケ所でしたとは到底考えられず・・・・・

近くに数頭いるのだろうと思うと更に余裕が無くなる。

「おー!おー!」と大声を出しながら歩くが、

睡眠不足、重いザック、暑さ、長距離、アップダウンの激しい岩場、熊フン💩

いつもは楽しいと感じる山歩きなのに・・・・

「娘に何かあったら・・・・・」とか色々想像すると、

ただでさえ暑いのに、心配と不安で頭がカーッとなり鼻息が荒くなる。

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そうこうする内にSさんが忠告して下さった獅子岳からの標高差約360mの一気下り。

急な斜面、小石交じりのザラザラとした登山道は

気が抜けず疲れた足が悲鳴を上げる。

途中2か所のハシゴと鎖場は怖かった。

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ナントカ下り、振り返ると獅子岳が圧倒的な存在で大きく見える。

(明日、再びここを登れるのか?)

心の中は不安でいっぱいでした。

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下りると今度は左手に赤茶けたザラ峠の山肌が大迫力で迫ってきます。

1585年12月、富山城主の佐々成政が徳川家康へ窮状を伝えるために

越えて行ったと言われる道・・・・・。

下から上がってくるガスに恐怖を感じる。

「もう少し、気を抜かずに歩こう!」

自分自身に活を入れながら、

ザラ峠から立山カルデラの縁に沿うように登ると、五色ヶ原へとのびる木道に出る。

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「母さん、待ちに待った木道歩きや!」

娘の明るい声に元気が出る。

一の越を出発してから途中休憩を取りつつ、約6時間半。

午後3時過ぎ、五色ケ原キャンプ場到着。

長かった・・・・・・・。

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早速テントを張り、ロクな昼食を食べていなかったので、

早めに夕食に取り掛かる。

本当は周囲を散策したかったのですが、今日ばかりは疲労困憊。

倒れるように横になって寝てしまいました。

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夜半、

「母さん、起きて!星がきれい!」

娘に促されテントから顔を出すと・・・・・・・

手が届きそうなくらいの距離に

宝石をちりばめた如く満天の星空が広がっていました。

きれい、本当に美しい・・・・・・・。

 

頑張ったご褒美を頂けたようで・・・・・

ひと時身体の痛みを忘れ、ただただ二人で星空を見つめていました。

 

翌日、まあまあ眠れたお陰で意外に身体の疲労は無く、

来た時と同様、気を付けてゆっくりと帰路に着きました。

 

今回、娘と体力・持久力に大きな差があることを

改めて実感しました。

いつも「身の丈にあった登山」を推奨しながら、

今回は身に過ぎた登山でした。

 

おそらくもう五色ケ原へ行くことは無いと思いますが、

無事だったからこそ、

素晴らしい思い出になりました・・・・・・が、

疲れが取れたら、今度は楽しく歩ける山へ行きたいです。(笑)

 

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