空き家の末路①
当店脇には今は殆ど人通りの無い路地があります。
以前は神明社へと抜ける事が出来、
ご近所さんや子供たちが抜け道として頻繁に利用していました。
(笑い声がよく聞こえてきたものです)
コンクリートを打ってある道幅は1メートル程ゆえ、当然ながら車は入れません。
そしてこの路地沿い(正確には我が家の裏手)には家が1件ありました。
住んでおられたのはタレ目のHさん。
いつもほろ酔いでフラフラと危なげに自転車を漕いでおられましたっけ・・・・・・・。
しかしHさんが亡くなられて以降、いわゆる「空き家」になりました。
一人息子さんがおられるらしいのですが、
一度として見に来る様子は無く・・・・・・
放置状態のまま、おそらくは15年以上が経過したと思います。
元々かなり昔に建てられた家のようですが、
人が住まなくなった家の朽ちてゆくのは想像以上に早く、
アッと言う間にツタに覆われ瓦が落ち、
数年で横を歩くのも注意が要るようになりました。
先行きに不安を感じた主人は10数年前から市や警察へ相談に行きました。
固定資産税は納めておられるようで、
市は息子さんの所在を把握しているようですが、
直接連絡を取りたいと思っても、
「個人情報の守秘義務」で、教えて頂く事は出来ませんでした。
時々除草し薬剤散布をしていましたが、
ここ数年の大雪でついに屋根に穴があいたようで・・・・・・・
更にものすごい有様になり、ついには我が家にまで白アリが飛来する始末。
もう個人の努力ではどうにもならないところまで来てしまいました。
しかしながら・・・・・私達にはナントカする手立ては無く、
諦めかけていた矢先・・・・・・、
事情を知った市議の働きかけや、
ようやく危険な家屋として認識して下さった市役所の方々の尽力により、
事態が前に進み・・・・・・
苦節10数年・・・・・やっと、やっと解体の運びをなりました!
②へ続く
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