遡る事、約3カ月前・・・・・・・
ずっと空き家だった隣家のNさん宅を購入しました。
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私達夫婦にとっては、とてもとても、とっても大きな決断でした。
主人は既に60歳半ば過ぎ・・・・・・・
かいしょんない(甲斐性の無い)私と二人三脚の仕事も
年々生産性が落ちている始末。
「一体何故?」と申しますと・・・・・・
言わずと知れた感もありますが、
全ては駐車場のスペースを広くする為です。
一度来店された方ならお分かりかと思いますが、
当店は通りからは店の外観が殆ど見えず・・・・・・・
加えて玄関前の駐車場に車を停めるには、
〝道とは言えない程の細い路地に勇気を出して入って来なければならない!〝
という難点があります。

来客時、我が家の車を全て他所へ移動させ
スッキリと駐車スペースを空けておくにもかかわらず、
お客様の車が1台も入って来ない!というコトがこれまでに多々ありました。(-_-;)
〝先がどうなっているのか分からない不安〝に尽きるのでしょうね。
また、一度駐車された場合でも〝袋小路〝だと認識した方(特に女性)には
以後、敬遠されるようです。
御ひいきのお客様からも
「おたくの店は車が停めにくくて・・・・・早よ前の納屋壊さんかいね」
と、幾度となく言われ続けておりました。

前の納屋を解体するにあたっては、
費用の問題は勿論ですが・・・・・・中は収納として沢山の物が入っており、
また主人の大工小屋としての役割がとても大きく、
壊す=(イコール)代替え用の納屋が必須なのです!
Nさんはご長男から
「親父の元気なうちに処分してくれ!」と言われ続けていたそうで、
以前、一度取り壊そうと業者へ見積もりを依頼したそうですが、
かなり高額な金額がかかる事が判り・・・・・・なおかつ
〝たとえ壊しても売れる保証は無い〝と、ためらっておられたようです。
そんな中、駐車場の必要に迫られた当店と互いの想いが合致。
売買契約を結びました。
都会の事を考えると決して高額ではありませんが、
その代りに中の家財道具や不用品の処分を
全て引き受けるというコトで歩み寄りました。
しかし・・・・・・・!
Nさんのおじいちゃんが亡くなられてからの10数年間、
全くと言っていいほど放置状態だった家の傷みは想像以上!



溢れんばかりの家具や家電、本、雑貨、布団、タイヤ、その他諸々・・・・・
畳はブカブカと今にも落ちそう・・・・・・。
どうやら獣(ハクビシン)も侵入したようで
天井が抜け床はフンが散らばっている有様。
「エエーッ、何コレ?めちゃくちゃやん!」
初めて家の中の状況を目の当たりにした夜
私はショックで一睡も出来ませんでした。
※掲載した写真はほんの一部に過ぎません。(-_-;)
しかし主人は
「大体の状態は想像出来た、やるしかないやろ!」
と、とても前向きで・・・・・以降、仕事以外の多くの時間を
隣家の掃除と膨大な不用品の処理に奮闘しています。
環境センターに持ち込むには、全てを分別する必要があり、
(例えばタンスは金具と板に分け、電動カッターで細かく切り刻む)
(ベッドは布を剥がし、スプリングをペンチで細かく切る)と言う具合。
連日の猛暑の中、汗をしたたらせながら黙々と作業を進め、
一体何度・・・・いえ、何十回、環境センターへゴミを持ち込んだコトでしょう!
隣家の不用品の処分⇒家の補修⇒現在の納屋から物の移動
その後、ようやく前の納屋の解体となる予定ですが、
なにせ全てを自身でやってのける主人ゆえ、
いささか時間がかかりそうです。
※注:さすがに前の納屋の解体は業者へ委託します!
今はまだ全く先が見えない状況です・・・・・・・が、14年前、
町で一番ボロボロだった家屋を、
見事に「大正浪漫の店」に改修したセンスと持ち前の頑張りで
さらなる〝魚政ワールド〝をつくってくれると信じています。

及ばずながら・・・・これまで同様、
私は自分に出来る役割を見つけて
後ろをチョコチョコとついてゆきたいと思っています。
以後、進展状況はブログ、カテゴリー「亭主奮闘記」で
アップ致します!
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