娘と・・・・

2022年11月18日 (金)

唐松岳親子登山

久しぶりのブログです。
最近は手軽なFBへの投稿が増え、
なかなかブログのアップ出来ていませんでした。m(__)m
記憶に残すべくアップします。
10月上旬へ親子で唐松岳へ登山してきた思い出です。
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連休の娘が珍しく山歩きへ付き合ってくれると言うので、
夫も誘って日帰りで唐松岳へ行って来ました。
唐松岳は過去に数回行きましたが、さほど危険箇所は無く、
晴れていたら八方池に白馬の山々が映し出される美しい光景が見られます。
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夫の本格的山歩きは数十年ぶり!
私も全く行けておらず(二年ぶり位?)一体どれ程歩けるのか?
自信も無く、、、
「高望みせず、無理せず、綺麗な景色を見に行く」を目的にしました。
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唐松岳はリフトやマイカーで1680mの黒菱平まで行く事が出来、
山頂までの参考コースタイムは約4時間。
「普段歩き慣れている健脚ならいざ知らず、
休憩も含めると往復で7〜8時間は見ておきたいので、
最終のリフトの時間(4時半)を考えると山頂までは厳しい!」と娘。
リフトの開始が8時15分なので、朝5時過ぎに自宅を出発。
予想通り8時半頃には白馬へ到着。
空は曇っているけど、山々は見えており、期待大!
9時過ぎ、やんわりと歩き始める。
娘は先日友人とテン泊で唐松は登っているので、
今日は私達を完全サポートする介護係に任ずる事に決定!
雲が山々にたなびき幻想的で美しい・・・・
そして紅葉真っ盛り!これは楽しい1日になりそう。
「兎に角慌てずに行こう!」と介護人(娘)から厳しく忠告!
しかし、意外にサクサク歩いてゆく夫。
八方池までアッという間に到着。(外作業で案外体力あるのかも?)
しかし、第一ケルン、第二ケルンと登るうち、徐々に胸が苦しいと言い出す。
はい、勿論私も・・・・されど、ああ、このシンドイ感じ久しぶり!と、
懐かしさも感じつつ一歩一歩登る。
時折谷間から吹き上がる風、山々の澄んだ空気・・・・。
何故こんなにシンドイ思いをしながら山へ行くのか?
山歩きをしない人には理解し難いようだけど、
奇跡のような瞬間に出会えたり、ゆきずりの人と楽しくお喋りしたり、、、
私にとっては非日常を味わい、頭を空っぽにして素になれる最高の趣味です。
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夫は第三ケルンを過ぎたあたりでギブアップ。
先を歩く私に「母さん、行っておいで」とばかり、
ジェスチャーする娘の好意に甘えて、私は時間を気にしつつ早足で山頂へ!
360度山々に囲まれた素晴らしい絶景💕遠くに槍が岳も見えました。
ゆっくり浸りたい気持ちを切り替え、
近くの方に記念写真だけ撮って頂き早足で降りてきました。
夫は頑張って山荘まであと15分位まで登ってきましたが、
帰りのリフト時間を考えるとタイムアウト。
それでも親子3人で登山を楽しむ事が叶い、とても充実した1日でした。😊

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2022年6月16日 (木)

上高地 ~ニリンソウの徳沢~

北陸も梅雨入りし、シトシト雨が降っています。
洗濯ものは乾きませんが、何だか落ち着くのは私だけかしら?
最近は老眼が進んでPCの前に座る事が減ってきています。(^^;
なかなかブログを書かず・・・・・反省です。

いくつか記憶に残したい事がありアップします。
まずは5月半ば、コロナ以降、久しぶりに上高地へ行って来ました。
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冬山で怪我をした娘は、しばらくはリハビリゆえ、
今回は散策&テント泊のみ!登山はせずにゆっくりと散策を楽しんで来ました。
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早朝、到着した日はあいにくの曇り空でしたが、
梓川に沿ってゆっくりと徳沢まで歩きました。
初心者から上級者まで、誰が訪れても満喫出来る圧倒的な美しさ!
何度来ても上高地は別格です!
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夕飯は煮込みラーメンとジャガイモのピザソース焼き。
普段は殆どお酒を飲まない娘も、
肌寒さと雄大な自然の前に甘い梅酒が進みました。
徳沢はニリンソウが満開でした。
可憐な花の群生は、白い絨毯のようで美しい。
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朝は山々が赤く染まるモルゲンロートが見られました。
私達が設営したテントの場所はとても眺めが良かったみたいで、
テントから顔を出たら、カメラを手にした人でいっぱいで驚きました。
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帰り道、娘おススメの平湯にある、志で入れる温泉へ浸って帰路に着きました。
鉄成分?で茶色い温泉でしたが、気持ちよかったです。
最近は運転も娘が多くやってくれます。
至れり尽くせり・・・・・
ありがたやありがたや(笑)
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2021年4月30日 (金)

開眼、楽しい!キャンプ♥

先日、我が家から20分位の「閑乗寺公園 キャンプ場」にて、

娘と初キャンプにトライ!

人もおらず、静かで夜景がとても綺麗でした。

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間を開けず、連休前の27日、

今度は実家の父を誘って、再度キャンプもどきを楽しんで来ました。

 

じつは私は若い頃、

友人に誘われて海辺でキャンプをした事があるのですが・・・・・・・

ひどい土砂降りで全く楽しくなかった経験があり、

長い間敬遠しておりました。

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しかし昨年のコロナ以降、登山をする際、蜜を避けるため、

山での宿泊はテントを持参する事に決め、

久しぶりにテント泊を経験。(少し意識が変わりました)

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東京都、京都府、大阪府、兵庫県では変異ウイルスは猛威を振るい、

ついに3回目の緊急事態宣言が発令。

県内でも423日より、

感染拡大警報(富山アラート)が発令されました・・・・・・が、

幸いな事に感染者は県東部に多く、

私達の暮らす西部では、未だ少しのんびりした感じがあるように思います。

 

誰しも考える事でしょうが

「土日祝以外の野外ならば、かなりリスクは低いだろう」と思い、

平日お休みの娘に誘われるままキャンプにトライしたところ、

あまりの楽しさに子供に返ったように大はしゃぎしました♥

(私のキャンプ苦手意識は根底からひっくり返りました!)

理由は・・・・・

 

  • 家から僅か20分余りの近さ
  • 素晴らしい展望
  • 事前予約で個々の広いスペースを確保
  • テントを張る傍まで車の乗り入れ可能(荷下ろしが楽!)
  • トイレが綺麗!
  • 水場も近い
  • 夜間も明かりが灯り、歩きやすく安心感がある
  • 管理棟で焚き火台、薪を購入できる

 

本格的なキャンプを愛する人からは

「便利過ぎて醍醐味が無い!」と、言われそうですが、

文化的なモノを便利に利用しつつ、

自然の中でのんびり解放感に浸るには最高の環境でした。

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コロナ以降、殆ど遠出をしていない実家の父・・・・・

以前書きましたが、囲炉裏や薪をくべる事が大好きで、

これは絶対に喜ぶぞ~!と、娘と二人で虎視眈々と計画&準備。

「ちょっと夜景を見に行こう!」と軽く誘い出しました。

 

「閑乗寺は初めて来るなぁ、きれいやなぁ・・・・・」と、眺めている傍らで、

私達はアッという間にテントを張り、焚き火台を準備。

「はい!ジージは火の当番ね」と言うと、

ようやく私達の企みと事態を飲み込み、

思わぬサプライズに何とも嬉しそう。

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今夜の一番の御馳走は・・・・・

昼間、娘と医王山を歩いて採ってきたこごみを茹でて

すりおろした胡桃と混ぜた「こごみの胡桃和え」

胡麻豆乳鍋、枝豆、缶ビール、熱燗!

 

散居村を赤々と染める夕日、寒くも無く、風も無く、

木々の間からは大きな満月も顔を出してくれました。

 

ジージは火箸で薪の燃える火を絶やさないように・・・・・・

鳴れた手つきで火を操ります。

空気のきれいな自然の中、

山の幸を頂きながら、沢山の話題や思い出話に花が咲きました。

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父は主人が迎えに来てくれるまで約5時間余りの滞在でしたが、

火を囲みながら静かにゆっくりと時が流れ・・・・・

心落ち着く幸せな時間を過ごす事が叶いました。

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機会を見て、是非また誘おう!と思います。

前面協力してくれた娘にも心から感謝!

キャンプは楽しい♥

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2019年11月12日 (火)

感動の蝶が岳

急に寒くなりましたね。

館内、各部屋に暖房器具を設置、点検を行いました。

 

さて、既にひと月以上前の事ですが、

今回も記念に残すべくアップ致します。

 

10月9日~10日、今シーズン最後の娘との登山は

以前から行きたかった「蝶が岳」。

天気予報で「晴れ」を確認し出発しました。

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歩行時間は上高地バスターミナルから徳沢まで約2時間。

さして危険個所も無く、長塀山を縦走し蝶ヶ岳ヒュッテまで3時間半、

途中休憩をはさみながら約6時間弱の歩行となります。

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しかし分かってはいたものの、殆どすれ違う人も無く・・・・

時折、笹の葉が風に揺れるザワザワという音に、

ビクビクしながらの歩行となりました。

 

見通しの効かない山の中・・・・・

「もう随分来たかな~」・・・・・・と思ったところで指標を見つけ、

まだ半分と分かり心が折れかかりました。(~_~;)

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しかし、お喋りしながら、大声で歌いながら♪

可愛い娘(親バカ)と二人、

太陽の光が差し込む森の中を歩くのは、なんと幸せな時間❤

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やがて視界が開け、眼前に穂高の山々が大迫力で姿を現した時の感動!

もうもう、言葉に出来ません!憧れの槍ヶ岳に手が届きそうです。

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雲一つない最高のお天気!

夕焼け~真夜中の満天の天の川~

そして・・・・・・

朝日に一瞬山々が真っ赤に染まるモルゲンロートを見る事が叶いました。

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山小屋は意外に空いていて、

しっかり一人で1枚のお布団のスペースを頂くコトが出来、

カーテンでプライベートも確保出来、

何から何まで最高の2日間でした。

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今回も娘が記念動画を作ってくれました。

ご興味のある方はご覧ください。(笑)


いくぞ!熊鈴登山隊3

https://www.youtube.com/watch?v=k3LlGl3l2ow

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

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2019年7月10日 (水)

令和元年 初上高地

先日、娘のお休みに合わせて

令和元年、お初の上高地へ出掛けて来ました。

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明日は晴れ!の予報に、仕事が一段落した主人を誘ってみたところ、

「そうだなぁ、行ってもいいよ」との返事。

 

・・・・・・と、言うコトで夜中3時半に自宅を出発。

予定どおり6時前には、いつもの茶嵐駐車場に到着。

事前に予約したタクシーが待っていてくれました。

 

以前タクシーの運転手さんに教えて頂いた

人の少ない大正池近くの絶景ポイントで降ろして頂きました。

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陽は既に昇り、穂高の山々が眼前に広がります。

風は無く、水面は鏡の如く風景を映しこみ、

その美しい事と言ったら・・・・・

久しぶりの上高地に主人も

「おおっ、きれいだな~!」と満足そう。(笑)

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娘は2台のカメラ、携帯・・・・・と、相変わらず写真撮影に忙しい。

しかし・・・・・・・いつも思うのはどんなに技術を駆使しても

目の前広がる風景の雄大さ、

感動まで映し込む事は出来ないというコト。

 

これは心に焼き付けるしかありませんね。

 

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日帰りという事もあり、3人で相談し

「岳沢の眺めの良い場所まで登ってみよう」という事になりました。

新緑の中、のんびりと歩く時間は

私にとっては一番リラックス出来るひと時・・・・・・。

日々実践しているストレッチとエアロバイクの成果か?

(最近はお天気が悪く、エアロバイクで運動)

坂道を登っていても息があがらないコトに自身で驚きました。

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・・・・・と、しばらく登ると、

地図を熱心に見ている外国人の若い男性の姿。

何となく目が合い、片言の英単語で意思疎通を図ると、

どうやら彼は熊の出没を警戒しているようで一人が不安だったようです。

 

それならば・・・・・・と一緒に歩くことになり、

スマホ等駆使して会話(?)を試みると、

年は31歳、イタリアのミラノから2週間観光にやって来たらしい。

岳沢まで行って、今日は松本に宿泊、

その後、奈良井宿~白川郷~金沢へ行く予定とのコト。

(あ゛~~~、こんな時に英語が話せたら楽しいんだろうなぁ・・・・・)

 

 

しばらく一緒に歩いた後、

岳沢小屋を目指すイタリアの彼は、

下から登ってきたアメリカの女性2人組と合同し、

Good luck」と声を掛け別れました。

 

 

私達は至ってのんびりモード。

疲れたら止まってお菓子を食べたり、スケッチしたり、

いつでもどこでも3秒で寝てしまう主人は

今回も途中途中で爆睡しておりました。(^^

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道中、登山の目安に番号の指標があり、

4番まで登ると景観がいいと聞き、そこまで行って来ました。

 

そそり立つように見える、

西穂高、間ノ岳、天狗岩、ジャンダルム、奥穂高・・・・・

体力・技術・度胸を兼ね備えた者だけが行ける場所。

(私には絶対に行けない所です)

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ゆっくりと下山し河童橋のほとりで登山靴を脱ぎ、

梓川で火照った足を冷やしました。

あまりの冷たさに10秒くらいがやっと・・・・・(@_@)

 

山々は夕暮れまでずっとその全貌を見せてくれました。

「また来ようね!」と、穂高を後にしました。

 

 

帰りの道中、ふと思い出し、

子供達が幼い頃に時々遊びに来ていた

双六渓谷へ立ち寄りました。

 

河原へ下り石を投げて何回跳ねるか!

水切りを競いました。

結果は・・・・・私は1回、娘は3回、

主人が投げた石は跳ねて、跳ねて・・・・向こう岸まで跳んでいきました。

子供に返ったようにはしゃぐ親子3人。

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山々の美しさは勿論、

親子3人の何気ない幸せをいっぱいに感じた1日でした。

娘よ、父母に付き合ってくれてさんきゅう♥

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2018年10月28日 (日)

感動とアクシデント、西穂高独標 

数年ぶりに日帰りで、西穂高独標まで歩いてきました。

地元の方に「こんな日は滅多にない」と言われるほど

素晴らしい快晴に恵まれました。\(^o^)


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娘と
「きっと今シーズン最後の山歩きやね」と、話しながら出発。

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新穂高ロープウェイで一気に高度を上げ、

西穂高口駅(標高2156m) 到着。

その後、千石園地を抜け、アップダウンを繰り返しながら

西穂山荘(2367m)~丸山(2452m)~独標(2,701m)へと続きます。

殆ど直登の最後のクサリ場さえ注意すれば

私のようなオバサンでも行ける場所です。



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・・・・・・・が、気持ちは急くものの、

昨夜はあまり睡眠がとれず身体が重い~~~。(~_~;)

数日前の雨でぬかるんでいる箇所、また初冠雪?のなごりもあり

気を抜くと足をとられそうです。

山々は既に紅葉のピークを過ぎ、秋から冬へと移り変わりつつあります。

 

木々の間から、目指す独標がチラリチラリと見えます。

(と、遠い・・・・・・歩けるかなぁ)

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不安いっぱいでしたが、徐々に身体が順応し、

参考タイムよりも早く西穂山荘に到着。

行動食(御菓子)を食べてしばし休息。

下の方ではいくつもテントが張られています。

大きなザック・・・・奥穂の方へ縦走するのでしょうか?

 

 

帰りのロープウェイの時間もあり、早々に独標に向けて登山開始。

陽気のせいか平日のわりに沢山の方が登っています。

一緒になった方と抜きつ抜かれつ・・・・・・

お話をしながら登るのも楽しいものです♪

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30分で丸山到着。

丸山から独標へは標高差250mの一気登り。

特に最後の大きな山塊への登りはかなり急峻で、

三点指示を守りながらクサリに頼り過ぎず、

細心の注意をはらって登りました。

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西穂高口駅から歩き始めて約3時間弱、独標(2,701m)到着。

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360度の雄大なパノラマが広がります!

登ってきた後方に焼岳、乗鞍岳、御岳、白山、

左側に笠ヶ岳、右には八ヶ岳、

目を凝らすとうっすらと雪を被った富士山までもが見えました。

前方にはピラミッドピーク、西穂高岳、間ノ岳、明神岳・・・・・・

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とっておきのポスターのような風景が

確固として目の前に広がる感動は言葉に出来ない!

(独標から先はジャンダルムを頂点とするナイフリッジやクサリ場があり、

技術・体力・経験・度胸を具えた者のみの領域)

 

一緒に登ってきた皆さんも歓声を上げながら

山頂標識や山々をバックに記念撮影に夢中。

・・・・・・・・と、ここで血の気が凍る出来事が起こりました。

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あるご夫婦のご主人がうっかり足を滑らせ後方に倒れ、

背負ったザックが奥さんの背中を押してしまい、

奥さんは前につんのめって崖に向かってよろめくように小走りに!


「あぶない!」


悲鳴のような声で私が叫んだ瞬間、

奥さんは崖ギリギリのところで倒れ込みました。

間一髪でした・・・・・。

岩で手を切り流血しましたが、幸い大きな怪我は無いようでした。

滑落していたら、間違いなく命にかかわる事態になっていたでしょう。

 

 

景色に気をとられ、注意を怠ったアクシデント

・・・・・・・しかし決して他人事ではありません。

気の抜けた瞬間が最も危険なのだ!

自分が今、何処にいるのかを忘れず

常に緊張感を持ち、周囲にも気を配る事の大切さを痛感しました。

大事に至らなくて本当に良かった・・・・・・・良かった。

 

・・・・・・・それにしても、苦労して登って来たのに

この光景を目の前で見た途端、

ようやくたどり着いたこの場所から、

一刻一秒、早く降りて帰りたくなってしまいました。(^^

 

娘は

「落ちたと思った・・・・・怖かった~~。

お母さん、気を付けて下山しようね」

私 「うん」

言葉を掛け合って下山を開始。

何とか独標を下り、まずは一安心。

もう1ッ箇所、すぐ後ろが切れ落ちた場所があり、

岩肌に抱きつくように慎重に足の置き場を探しながら下りていた時のコト。

うっすら雪が残っていて滑りそうな石の上で歩を進めた瞬間、

ふくらはぎに電気が走ったように激痛が走り、

左足全体がつってしまいました。

(過剰な緊張状態からでしょうか?)

 

 

「イタタタタタターーーーーー!」

「エエーッ、お母さん、ダイジョウブー!」

何とか安全な場所へもたれかかり、つま先を押して筋肉を伸ばす。

(懸命に手助けをしてくれる娘)

幸いしばらくで治まり、痛みは残りましたが、

ストックを付きながらゆっくりと下山しました。

 

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帰りはずっと娘が車の運転を引き受けてくれ、

私は助手席で楽ちんでした。

帰路途中の温泉に浸って汗を流し、焼肉を食べ

夜8時過ぎ、無事に帰宅しました。

 

 

絶景を愉しみましたが、

手放しで「楽しかった~!」とは思えない自分がいました。

改めて、山の美しさと怖さを再認識した1日でした。

 

いや、本当に怖かった・・・・・良かった、怖かった、良かった・・・・・・。

忘れられない西穂高独標でした。

 

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2018年9月30日 (日)

3年ぶりの唐松岳

ロンバケに入った娘と久しぶりの山歩き。

3年ぶりに長野県にある唐松岳へ行って来ました。

 

今回は星空と朝焼けを見る為、山荘で一泊です。

リサーチでは前日の天気は良くないようだけど、

翌日は晴れの予報を信じての決行です。

 

しかし、今年は夏が暑過ぎて・・・・・

例年ほどウォーキングへ出掛けていないコトに加え、

若干の腰痛・膝痛・股関節痛があり、

いささか不安を抱えながらの山歩きです。

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6時半、自宅出発。

予定どおり約2時間半で「八方駅」到着。

ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、

あっと言う間に八方池山荘のある1830m地点へ。

 

時々青空が顔を出しているけれど、山々は雲の中。

まあ、これは予想通り。

久しぶりの山の空気を胸いっぱいに吸い込む。

たまりません!

(この瞬間をどれだけ待ちわびたコトか)

ギュッと登山靴の紐を結び、ヨッコラショっとザックを背負う。

ザックの重さも愛おしい

 

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しかし、早くも八方池を過ぎた辺りから
ポツポツと雨が降り出し

風も吹き始めた・・・・・・
おまけに深いガスで視界が効かない。

宿泊客はもう先を行ったのか?

誰にも会わない中、二人黙々と歩く。

随分上がってきたところで、

以前歩いた登山道が通行止めになっており、

横が切れ落ちた稜線を歩くコトに・・・・・・

不気味な感じが何とも怖い。(集中してゆっくり、ゆっくり)

 

 

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当初の予定より少し遅れて約4時間弱の午後2時過ぎ

「唐松岳山荘」へ到着。

雨の行軍はなかなか疲れましたが、身体が持ってくれた事に安堵。

 

「あ~、なぁんにも見えないね」

食堂に居合わせた宿泊客と話しながら夕食を摂っていた矢先・・・・・・・

突如パァーっと雲が動き出し、雲の中から剱岳のシルエットが!

(食堂では歓声が上がり、皆、寒さを忘れて外へ)

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まるで生きているかの如く霧が動いてゆきます。

・・・・・・・夕日と雲海に浮かび上がる裏剱はそれはそれは幻想的で

以前から一度観たいと願っていた景色を見る事が叶いました。

(娘は愛用のカメラを手に一心にシャッターを切っていました)

 

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居合わせた宿泊客の一人が

「きっと星空もきれいだよ」と呟き、期待いっぱいで夜を迎えましたが、

夜中、部屋の中には風と雨の音が聞こえるばかりでした。

 

翌朝も残念ながらガスで真っ白・・・・・・と、ところが

またまたアッと言う間にガスが消え、見事な雲海と・・・・・・滝雲!

そして、ほんのり秋めいてきた山々がスッキリと姿を現してくれました。

 

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ザックを山荘に預けて、身軽に唐松岳山頂へ。

360℃の景観に感動です!

八方池に下りた頃には、山はまたまた雲に覆われ

池に映る白馬岳の絶景を見る事は
叶いませんでしたが、

久しぶりの山歩きは、とても心に残るひと時でした。


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2018年7月10日 (火)

上高地~さわんど温泉「しおり絵」②

親しくしている I さんお薦めの宿

さわんど温泉「しおり絵」。

 

到着すると笑顔で女将さんが出迎えて下さり、

まずは美味しいお茶を頂きました。

通されたお部屋は「ほたるぶくろ」。

(私の好きな山野草!)

窓を開けると新緑の山々と眼下に梓川の流れ・・・・・・。

 

館内は全て畳、またはフカフカの絨緞敷きで

素足で歩けて快適

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さてさて、思いがけず沢山歩いた本日。

まずはお風呂で汗と疲れを癒しましょう~。

 

岩風呂の露天風呂はこじんまりとしていながらも、

何とも泉質が良い!肌がつるつるしてきます。

娘「あ~、お腹空いた~!」

それもそのはず、

朝からおにぎり1個と御菓子しか食べていませんものね。

 

少食の親子ですが、今日はお腹ペコペコ・・・・・・

万全の態勢で食事に挑め?そうです。(笑)

 

「とっても綺麗なお料理よ」との I さんからの情報のとおり、

繊細で見た目も美しい御料理が、次々と運ばれてきます。

山菜を調理した料理が多く、私好み

 

中でも女将さんが自ら打ったという手打そば。

そば粉の香りがしてとても美味しかった!

※残念ながら娘は蕎麦アレルギーゆえ、食べられず・・・・・(~_~;)

代わりにうどんを出して下さいました。

 

いつもは写真を撮るのですが・・・・あまりにもお腹が空いていたので

食べるのに夢中になってしまい、ほぼ忘れておりました。(^_^;)

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細やかな気配りが随所に感じられる宿ですが、

特筆すべきは折に触れ、女将さん直筆のお手紙が置かれているコト。

今まで色々な温泉宿へ行きましたが、

(※注:あまり高級な所へは行けませんが)(^_^;)

一晩の宿泊でこんなに沢山一筆を頂いたのは初めて!

些細な事ですが、やる事が山ほどある宿の仕事の合間に

これはナカナカ出来る事ではありません。

女将さんを心から尊敬し、私は深く反省しました。

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「貸切り風呂の床が畳なのよ~、是非入って来てね

I さんから言われていたものの・・・・・・・・

お風呂上がりの空腹にビールとワインをスーッと流し込み、

美味しい御料理を堪能した後は

しらずしらずの内に低迷状態。

「お母さん、予約したから頑張ろう!」

(別に頑張らなくてもいいのですが・・・・・)

娘に手を引かれ、ナントカお薦めの畳風呂に浸り、

その後は・・・・・ご想像どおり、

ノリの効いたパリッとしたシーツに倒れ込み

親子で爆睡したのでした。

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翌朝、豪華な朝食を頂き、女将さんにお礼を伝え、

「しおり絵」を後にしました。

 

昨日に続き、お天気が良さそうなので、ちょっと寄り道。

車山高原、奈良井宿を観光。

 

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車山高原は前回も娘と訪れ、

その時は全く展望は良くありませんでしたが、

今回は見渡す限り360度のパノラマが広がりました!

手の届きそうなところにある八ヶ岳連峰、北・中央・南の各アルプス、

浅間連山の連峰、富士山!

娘は遠くに憧れの槍ヶ岳が見えた事に大そう感激していました。

 

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奈良井宿の古き町並みは、私には懐かしい・・・・

娘には新鮮に感じたようで、

本物の花に特殊な加工を施したペンダントを旅の記念に購入し、

とても満足したようでした。

I さん、ありがとう。

 

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2018年6月26日 (火)

上高地~さわんど温泉「しおり絵」①

親しい友人Iさんから

「なかなかいいよ、機会があったら行って見て!」

そう聞かされていた、さわんど温泉「しおり絵」。

 

先日、娘と出掛けた上高地の散策の後、

お泊りしてきました。

 

沢渡(さわんど)は、

通年マイカーの乗り入れが出来ない上高地への中継点で、

大型駐車場やバスやタクシーの乗り場があり、

誰もが知る上高地へのアクセスポイント。

 

そのすぐ傍に建っている清楚な温泉宿。

昨年2月、山岳ガイドの山田哲哉さんのツアーで

冬の上高地を訪れた際、宿泊したのは

同じ〝さんわど温泉〝の「シルフレイ」というペンションだったなぁ。

 

 

さてさて、その前に・・・・・

まずは早朝3時に自宅を出発。

タクシー会社には朝5時半に、

しおり絵の駐車場まで迎えにきてもらうよう手配し、

6時前には大正池に到着。

事前の調べでは、昨日は雨・・・・・そして本日は晴天!

つ・ま・り、昨年のような息を呑む瞬間にお目にかかる事が出来るかも?

・・・・・・・・と、期待満点で待ちましたが・・・・・そうそう上手くはいきませんね。

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しかし、ドンヨリとしたお天気は徐々に回復。
雲の中から現れた穂高の雄姿に出会う事が叶いました。

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今夜は温泉に宿泊ゆえ、欲張らず

大正池~河童橋~明神池を軽く散策・・・・・・・と、

思っていたのですが、

お天気が回復してきたので、岳沢へ行ってみるコトに!

しばらく歩くと・・・・・ハァハァ、息が上がってきます。

あー、コレコレ、この感じ。

(シンドイながらも楽しい♪)

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やがて視界がパァーッと開け、

眼前に奥穂高岳、ジャンダルム、天狗岩、間ノ岳が

スゴイ迫力で目の前に!

眼下には先ほど歩いて来た、梓川の流れ(河童橋)が見えます。

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娘は岳沢小屋まで行きたいようでしたが、

私は明神池へ用事があり、途中で後退。

「きっとまた来よう!」と娘と約束しました。

 

山を下り、明神池へ立ち寄った後、

わくわくしながら、さわんど温泉「しおり絵」へ。

 

 

 

 

上高地~さわんど温泉「しおり絵」②へ

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2017年12月25日 (月)

山と季節とおかん

Merry Christmas ♫•*¨*.¸¸

ブログを読んで下さっている皆さまは

どんな夜をお過ごしでしょうか?

 

私は怒涛のような忘年会が今宵で一段落。

あとは年内3組様のご予約を残すばかりとなりました。

 

 

百貨店のデパ地下で働いている娘も連日残業続きでしたが、

今夜は久しぶりに8時前に帰宅。

お客様を見送ってから

「クリスマスプチ演奏会」に参加する為に帰宅していた長男も一緒に、

家族揃って食卓を囲む事が出来ました。

美味しいケーキも!ヾ(*´∀`*)ノ♪

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最近は誰かにプレゼントを贈る事も滅多に無くなりましたが、

先日、娘から「お母さんにプレゼント・・・・・・」と、

動画を見せられました。

そこには・・・・・

今まで娘と一緒に出掛けた山々の写真が、

私の好きなドラマ「深夜食堂」の挿入歌

福原希己江さんが歌う「想い想われ」に合わせて

見事に編集されておりました。

 

題名が笑えます。

「山と季節と おかん」(笑)




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いつの間に写したのやら?

殆どが私の後姿ですが・・・・・・感動が蘇ってきました。

嬉しい、うれしい、とってもウレシイ

しかし・・・・・やっぱり少し痩せなきゃなぁ。

ウォーキング、真面目に行こう!

心が温まるいい夜でした。

 

世界中の皆が Happy になれますように・・・・・・。

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